2018/03/11 11:00

歴史ミステリー『空海-KU-KAIー』に隠されたキーワードを徹底解説![後編]

『空海-KU-KAI-』の重要なキーワードを読み解く!/[c]2017 New Classics Media, Kadokawa Corporation, Emperor Motion Pictures Shengkai Film
『空海-KU-KAI-』の重要なキーワードを読み解く!/[c]2017 New Classics Media, Kadokawa Corporation, Emperor Motion Pictures Shengkai Film

夢枕獏の小説「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」を、中国映画界の巨匠チェン・カイコーが映画化した絢爛豪華な歴史ミステリー『空海-KU-KAIー美しき王妃の謎』(公開中)。一度観ただけでは読み解ききれないほど多くの謎が隠された本作を、より深く味わうために押さえておきたいキーワードを紹介したい。

【ストーリーの核心に触れる内容が含まれているため、まだ作品を鑑賞していない方はご注意ください】

■ ■死生観と埋葬

兵馬俑で有名な秦始皇帝陵のように、死後が生の延長線上にあると考えられている中国では、死者が生前と同じ生活を感じることができる副葬品を墓所に置く習わしがある。磚室墓と呼ばれる唐代の墳墓からは、当時の生活を示す出土品が数多く発掘されている。

劇中に登場する楊貴妃の墓所には、墓道から墓室にかけて従者を描いた壁画が並びながらも、それ以外の副葬品は置かれておらず、寂しげな空間になっている。これは悲哀に満ちた死を遂げた彼女を象徴させているものと考えられるだろう。ちなみに、その壁画の中には本作の製作総指揮を務めた角川歴彦の肖像が隠れている。実際の楊貴妃の墓所は彼女が亡くなった馬嵬に現存しているが、亡骸がなかったなどの様々な伝説が語り継がれている。

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