2018/04/11 18:00

トラウマ級の生々しさ…集団レイプされた15歳の現実を“主観”で捉えた衝撃作は、どう撮影された?

学生時代の葉子を演じるのはNHK大河ドラマ「西郷どん」にも出演し注目の西川可奈子/[c]「私は絶対許さない」製作委員会
学生時代の葉子を演じるのはNHK大河ドラマ「西郷どん」にも出演し注目の西川可奈子/[c]「私は絶対許さない」製作委員会

まるで自分の身に起きているかのような没入感を呼ぶ、“一人称視点”の映画はこれまでにもあったが、公開中の『私は絶対許さない』も、“トラウマ級の主観映像”が話題となっている。その撮影の裏側に迫る。

15歳で集団レイプに遭った少女が、やがて風俗嬢になり、現在は昼は看護師、夜はSM嬢として生きる雪村葉子の衝撃的な手記を映画化した本作。15歳の大晦日、駅で母親の迎えを待っていた葉子は、突如現れた男たちに暴行され、車に乗せられる。その時点から映像は一人称視点となり、殴られれば映像はぼやけたりと、葉子の悲痛な体験を身をもって感じるようになる。

ただ、一人称視点になることで、暴行シーンの凄惨さは(もう一人の自分が見ているシーンこそあれ)多少抑えられている。むしろ辛く感じられるのは、殴られアザを作った顔で必死に帰宅した葉子を心配することもなく「いまごろぬけぬけとよく帰ってこれたな」と罵る母親や、「この不良娘が!」と拳を振り下ろす父親、「殴られないとわからないのか」と何があったのかを問い詰めるでもなく“無断外泊した”ことに怒り心頭の、親族からの情け容赦のない言葉が直に胸に刺さること。

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感情のアップダウンが激しくなりそう。怒りのあまり八つ当たり...もっと見る >