2018/06/23 09:30

韓国映画界期待の俊英ファン・ドンヒョク監督が明かす、“負の歴史”への挑戦

『天命の城』のメガホンをとったファン・ドンヒョク監督
『天命の城』のメガホンをとったファン・ドンヒョク監督

1636年に勃発した「丙士の役」の真実を、イ・ビョンホンとキム・ユンソクら韓国映画界でトップクラスの俳優を集めて映画化した『天命の城』(6月22日公開)。メガホンをとったファン・ドンヒョク監督は、この「丙士の役」という出来事について「韓国人にとって、口に出したくない事件だと思っています」と説明する。

17世紀半ば、中国全土を支配していた明が衰退し、代わって勢力を増した清が朝鮮に侵略したことで始まったのが、丙士の役だ。「一国の王が他国の王の前で、地面に額を擦りつける降伏の儀式をさせられたこの事件は、古朝鮮からいまに至る長い歴史の中で最も恥ずかしいことだと受け止められています」と監督は語る。では、なぜそのような自国の汚点とも取れる題材を映画にしようと考えたのか?訊ねてみると「実は、この歴史を学校では詳しく教えてくれないんです」との答えが返ってきた。

「学校で教えられることは、この事件の断片的な部分。侵略されて降伏したこと、サムジョンドという場所で屈辱的な儀式をさせられたことだけで、それ以上のことを私自身も詳しく知らなかった」。そう語る監督にこの事件を映画化するきっかけを与えたのは、本作の原作であるキム・フンの小説「南漢山城」だ。「小説を読んで、それだけではないのだと知りました。屈辱的な歴史であることは確かですが、なぜそれが起きたのか、どんな過程があったのか。隠したり闇に葬ったりすることなく、多くの人と共有したいと思いました」。

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