2017/05/17 18:00

S-KENがN.Yで興ったムーブメントを東京でも創造した日本のニューウェイブの始祖『東京ロッカーズ』

『東京ロッカーズ』(’79)/V.A. (okmusic UP's)
『東京ロッカーズ』(’79)/V.A. (okmusic UP's)
織田信長の時代は“人間五十年”と歌われたが、今や、こと日本においては男女共に平均寿命は80歳超。『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略』という書籍によれば、平均年齢100歳の長寿化時代をどう生きていくか、新しいビジョンが必要だというから、生活も文化もどんどん変化していくのだろう。“Don't trust over thirty.(30歳以上のやつの言うことなんか信じるな) ”なんて言葉は、もはやロックの世界でも通用しないかもしれない。何しろThe Rolling Stonesのメンバーはほとんど70歳台だし、チャック・ベリーは90歳で亡くなる直前まで新作を作っていたという。日本でも60~70歳のロッカーは珍しくなくなってきた。今回はそんな生きる伝説と言えるアーティストが創造した名盤を紹介する。

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“東京ロッカーズ”。70年代後半、S-KENこと田中唯士が所有する“S-KENスタジオ”で毎週日曜日に開催されていたギグの名称であり、“S-KENスタジオ”を中心に活躍していたバンドたちの総称であり、そこから転じて、彼らが創造した日本で最初のパンク、ニューウェイブのムーブメントそのものを指す言葉でもある。その中心人物であったs-kenが5月26日、80年代において彼と共に活動したバンド、hotbombomsを率いて、ビルボードライヴ東京にて“『Tequila the Ripper』リリースパーティ”を開催する。s-ken自身がイベント出演ではないかたちでライヴをするのもかなり久しぶりなのだが、今年3月に発売されたこの作品自体、氏のソロとしては25年振りのアルバム。実に四半世紀のインターバルを置いて発表された新作である。この間、氏はプロデューサーとして100を超える作品を手掛けてきた。つまり、ほぼ裏方に専念していたので、この空白期間は致し方ないところだろうが、御年70歳で新作を送り出す意欲と、それを実現できる環境があることが何よりも素晴らしい。もちろん出来上がった作品がそれだけの力を湛えた傑作に仕上がっており、“東京ロッカーズ”から約40年。“アーティスト・S-KEN”は衰えていないばかりか、その底力を改めて見せつけられた恰好だ。

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