2017/06/02 18:00

ソフト・マシーンの『Volume Two』はカンタベリー派の礎を築いたスリリングな名作

『Volume Two』(’69)/Soft Machine (okmusic UP's)
『Volume Two』(’69)/Soft Machine (okmusic UP's)
当然だが、ロックはあくまでポピュラー(商業)音楽の枠内にあり、レコードが売れることで成り立つ世界である。そんな中、68年にデビューしたソフト・マシーンはジャズや現代音楽など、芸術(非商業)音楽とロックを融合させ、それまでにない音楽を創造した革新的なグループである。彼らの生み出すサウンドは高度なテクニックを駆使した、ある意味難解なもので、70年以降にリリースされた作品は極めて非商業的な性質を持っている。今回はポップ性をかろうじて保っていた時期の69年にリリースされた2ndアルバム『Volume Two』を紹介する。

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■2枚組で収録曲が4曲という衝撃

僕が中学2年になった1971年、それまで聴いていた洋楽のポップス系ヒット曲から、ハードロックとプログレに興味は移っていった。きっかけはクリムゾンの『クリムゾン・キングの宮殿』とディープ・パープルの『イン・ロック』、この2枚。どちらもロック史に残る傑作であるが、そういうレベルの作品にもっと出会いたいという思いから、次々にレコードを買い漁っていく生活が始まる。ピンク・フロイドやイエスなどのプログレ系アーティストを集めていくうち、音楽雑誌の広告でソフト・マシーンというグループを見つけた。それは2枚組であるにもかかわらず4曲しか収録されていない『Third』(‘70)というアルバムであった。2枚組で4曲ということは、各面(あ、当時はLPなので…)に1曲ずつしか入っていないということだ。

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