2017/06/07 18:00

竹原ピストルの黎明期を野狐禅『鈍色の青春』に見る

『鈍色の青春』/野狐禅 (okmusic UP's)
『鈍色の青春』/野狐禅 (okmusic UP's)
「よー、そこの若いの」がCMソングに起用されてロングヒット中。今年発表した新曲「Forever Young」がドラマのエンディングテーマとなるなど、ここに来て注目が集まっている“不屈のシンガーソングライター”竹原ピストル。今春にはテレビ朝日『ミュージックステーション』に初出演した上、NHK『SONGS』でもピックアップされるなど、お茶の間にも浸透しつつある。今回は彼のミュージシャン、アーティストとしてのキャリアのスタートであるバンド、野狐禅の『鈍色の青春』を取り上げる。竹原のスタイル、センス、そのアーリータイムズを知ることができる名盤である。

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音楽業界で“苦節○年”なんて言うとその昔は下積みの長かった演歌歌手の常套句であったが、今やその限りではない。わりと有名なところで、DAIGOはDAIGO☆STARDUSTの名前でメジャーデビューしたが今ひとつパッとせず、BREAKERZのヴォーカリストでブレイクするまでに5~7年を要しているし、2004年結成のゴールデンボンバーの「女々しくて」は2009年リリースで、チャートを賑わせ始めたのは2011年頃だ。T.M.Revolutionが初めてチャートベスト10入りしたのは1997年だが、彼は1991年にLuis-Maryというバンドのヴォーカリストでデビューしたものの1993年に脱退し、その後、2年間ほどシーンからフェードアウトしている。まだ、ある。Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が合宿所に入所したのは1998年で、キスマイでデビューするまでに13年かかっている。Perfumeは2000年結成で、「ポリリズム」のヒットは2007年。新潟県を活動拠点とする女性アイドルグループ、Negiccoは2003年結成で、シングル「光のシュプール」がチャート5位になったのが2014年だ。遡れば、オフコース「さよなら」のヒットはデビューから10年目だったとか、アルフィー「メリーアン」のヒットはデビューから4年目だが、それは再デビューから数えてのことで、最初のデビューからは9年目であるとか、御大たちも苦労、苦心を重ねてきた。竹原ピストルの場合、CMソングに起用された「よー、そこの若いの」が収録されたアルバム『youth』の発売が2015年発売。インディーズでのソロデビューこそ2009年だが、彼の音楽キャリアのスタートであるバンド、野狐禅は1999年結成だから、本格的にスポットライトが当たるまで実に16年もかかったことになる。ここまでの道程にはまさに苦節があったと思われる。

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