2017/06/21 18:00

コーネリアスの傑作『FANTASMA』は 渋谷から生まれた音楽の最終到達点

 (okmusic UP's)
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今春、実に11年振りとなるシングル「あなたがいるなら」「いつか/どこか」を2カ月連続でリリースしたCORNELIUS。6月28日には、これもまた11年振りとなる待望のオリジナルアルバム『Mellow Waves』を発表し、夏の『FUJI ROCK FESTIVAL '17』への出演を挟んで、秋には全国ツアー『Mellow Waves Tour 2017』をスタートさせる。いつになく活発かつ積極的に活動を展開するコーネリアスの動向から、今年下半期は目が離せない感じだが、当コーナーではそんなコーネリアスの1997年の大傑作『FANTASMA』を振り返る。90年代を代表するだけでなく、邦楽のオールタイムベスト作品として推す人も多く、日本の音楽ファンなら一度は耳にしておいて損はない名盤中の名盤である。

■アルバムで聴くことを大前提に作られたアルバム

優秀な映画監督は普通の人とは異なった脳の使い方をしているという話を聞いたことがある。正確な言い回しは忘れたが、映画制作においては何次元もの考え方をしなくてはならならないといったような話だったと思う。1本の作品に関わるあらゆる要素──脚本、演出、画、劇伴等々を同時進行的に、それでいて全てを同じバランスではなく、立体的にまとめるというのは確かに相当複雑な作業である。また、それを自身の頭の中でまとめ上げる作業というのはなかなか常人が簡単に真似できるものではない。しかも映画は不可逆なものであり、フィナーレに向けて観客を感動させたり、驚かせたり、笑わせたりしなくてはならないわけで、そう考えると映画監督の仕事はほとんど驚異的なものだと思えてくる。すごい。

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