2017/07/19 18:00

PIERROTの『FINALE』に息づくロックへの敬意

 (okmusic UP's)
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1990年代後半の邦楽ロック、とりわけ所謂ヴィジュアル系シーンを牽引したバンド、PIERROT。2006年に惜しまれつつ解散し、2014年に一度復活したものの、その後、音沙汰がなかったが、突如イベントライヴ『ANDROGYNOS』への出演を発表して一気に話題をさらう辺り、流石の存在感を見せつけた格好だった。実際、今年7月に行なわれたライヴには大勢の“ピエラー”(PIERROTファンの俗称)が集い、全盛期と何ら変わりのない盛り上がりを見せたことも記憶に新しいところだ。彼らのメジャーデビュー作『FINALE』からPIERROTの音楽性を探

■“ピエラー”の熱狂的な支持

前週の当コラムでは、去る7月7日・8日に神奈川・横浜アリーナで開催されたイベントライヴ『ANDROGYNOS』に出演したDIR EN GREYを取り上げたので、続いては、当然このライヴで共演したPIERROTの紹介となる。まず、若干『ANDROGYNOS』の感想を──。2014年のさいたまスーパーアリーナ公演以来、約3年振りの復活となったPIERROT 。バンドのライヴパフォーマンスもさることながら、“ピエラー”たちが楽曲に合わせて繰り出すヘドバンや手振りも見事に統率が取れており、その雄姿が懐かしくも清々しく映った。そもそも彼ら、彼女らのワクワク感、ソワソワ感は開演前から半端じゃなかった。はっきりそれと分かるようなもの(例えば、開演前からメンバーの名前を大声で叫んだりするようなこと)はなかったが、身体の中にマグマを溜め込んでいるかのような、静かだが確実に熱が胎動している感じ。会話の内容に変なところはないのだが、口数が多く、少しばかり早口になっていたり、相槌が多くなっている様子…といったら少しはその雰囲気を分かってもらえるだろうか。自身では気付かないが、確実に気持ちが高ぶっている様子。少なくとも自分の周囲の観客にはそんな傾向が見られたし、おそらく場内のあちらこちらで見られた光景に違いない。“みんな、PIERROTが好きで、復活を待ってたんだなぁ”との思いを新たにする空気感であった。

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社交運のいい日。どんなお誘いにも積極的にのってみよう。友達...もっと見る >