2017/09/01 18:00

80年代、最大の収穫がウォズ(ノット・ウォズ)のデビュー作『ウォズ(ノット・ウォズ)』だ!

 (okmusic UP's)
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70年代後半に巻き起こったポストパンクの時代は、過激で挑発的なサウンドが多かったが、中でもトーキング・ヘッズに代表されるエスノ・ファンクとアート・リンゼイらのノーウェイヴは時代の先端を走っていた。アメリカではポストパンクの名コンピ『ノー・ニューヨーク』(‘78)やヘッズの『リメイン・イン・ライト』(‘80)をはじめ、ジェームズ・チャンス、マティリアルなど、ニューヨークを中心とした芸術的かつアバンギャルドなグループがひしめき合っていた。そんな中、無国籍風ファンクを引っ提げて派手に登場してきたのがウォズ(ノット・ウォズ)だった。今回紹介する彼らのデビューアルバム『ウォズ(ノット・ウォズ)』(当初の日本タイトルは『…ん?』)は、エッジの効いたファンクやディスコサウンドを中心に、アバンギャルドなジャズっぽさも持った魅力的な作品で、今聴いてもまった全く古びない傑作だ。

■ZEレコードの登場

70年代末のニューヨークから登場したのがポストパンクのレコード会社、ZEレコードだ。このレーベルはキッド・クレオール&ザ・ココナッツ、ジェームズ・チャンス、マーズ、リディア・ランチなど、バカ売れはしないが旬の(もしくは本物の)アーティストばかりをリリースすることで知られ、あっと言う間に耳の肥えたリスナーも一目置く存在になっていく。裕福で超インテリのマイケル・ジルカと音楽オタクのミッシェル・エステバンのふたりによって78年に設立され、設立直後の78〜79年にリリースされていたのは、マーズ、ジェームズ・チャンス、ティーンエイジ・ジーザス・アンド・ザ・ジャークスなどの「ノー・ウェイヴ派」と、キッド・クレオールやクリスティーナらの「ミュータント・ディスコ派」の2本立てであった。所属しているアーティストたちは、全てがひと筋縄ではいかない個性派で占められていたところに、ジルカとエステバンのこだわりがうかがえた。どれもがダンサブルで、ヒップホップ、ハウス、ジャズ、パンクなどを取り入れた、それまでにない新しいサウンドであったのだ。

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