2017/09/27 18:00

eastern youthの『旅路ニ季節ガ燃エ落チル』は、 1990年代を代表する“日本のロックバンド”の名盤

 (okmusic UP's)
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2017年9月27日、eastern youthが新作『SONGentoJIYU』を発売した。2015年、前作『ボトムオブザワールド』のレコ発ツアー後、前ベーシスト・二宮友和が脱退。その後、村岡ゆか(Ba)が新加入し、新しいメンバー編成となって初となるアルバムで、その点でも注目の新作と言える。本コラムではeastern youthの代表作のひとつである『旅路ニ季節ガ燃エ落チル』を題材に、ロックと日本語について考察してみた。

■ロックミュージックと日本語

先日、20年以上前にメジャー契約を終え、現在は活動休止中の某バンドの元マネージャー氏と再会した。当然、話題は某バンドのことに終始。「デビューするのが10年早かったね」とか「今再発したら案外ウケるんじゃないかな」とか、詮無き話になったのだが、それと言うのもそのバンドはデビュー時、歌詞が全て英語だったのである。2nd以降は日本語詞になったが、それはレーベルからの強い要請からだったという。曰く「日本語じゃないと多くの人に聴いてもらえない。やっぱり英語じゃ売れないよ」と。ところが、皮肉なもので「日本語にした結果、それまでのファンも離れてしまって、ライヴの動員もCDの売上もかなり落ちたんですよね」とマネージャー氏。まぁ、実際のところ、日本語詞になったことが直接セールスの悪化に影響したかどうかわからないが、当時、筆者が音源を聴いた限りでは、そのバンドの雰囲気が大分損なわれた印象はあった。今、英語詞で活躍する日本のバンドが珍しくない中では隔世の感のある話だが、レーベル側からすると(少なくともメジャーでは)当時はそれが普通の感覚であったのだ。その某バンドのメンバーは洋楽を中心に聴いてきて、サウンドも当時のUKシーンで盛り上がっていたものを取り入れていた。そのサウンドはそこそこ評価されていたと思うし、それゆえにか、メンバーは当たり前のように英語詞で歌っていたと思う。だが、それが素直に認められる時代ではなかったという話である。

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