2017/10/13 18:00

パワーポップの代表作と言えば必ず登場するのがニック・ロウの傑作『レイバー・オブ・ラスト』

 (okmusic UP's)
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通常、パワーポップと言えば、パンク〜ニューウェイヴの流れで説明されることが多い。しかし、本来パワーポップとはビートルズに影響されたグループやシンガーたちによるメロディアスでパワフルなロックのことを言う。有名どころでは、トッド・ラングレン、バッドフィンガー、ナック、ラズベリーズ、エルヴィス・コステロ、ヒューイ・ルイスらの一部の曲は間違いなくパワーポップで、時間を経ても色褪せない名曲はたくさんある。今回、紹介するアルバムはニック・ロウの『レイバー・オブ・ラスト』。本作にはみんなも知ってるパワーポップの名曲「恋するふたり」が収録されている。

■パンク時代以降の世代間ギャップ

70年代中期にパンクロックとAORが登場してから、ロックの世界は大きく変わった。世代間の断絶というか、若者はパンク、レゲエ、スカなどパワフルで政治的な意志を明確にした音楽を好み(若いうちは身体的に元気だからだよ)、青年層以上の世代はAOR、ソウル、ジャズなど落ち着きのあるサウンドを好むようになった。これって大手レコード産業の営業戦略にまんまとはまってしまった結果でもあるんだけど、かつてロック好きだった大人が落ち着いたサウンドばかりでは飽きてしまうのも事実で、やっぱりロックの疾走感というかガツーン!とくるサウンドが聴きたくなるものなのだ。かといって、ハードコアパンクはしんどい…これは僕が当時のロックシーンに感じたそのままの感情で、70年代後半には悶々とした日々を送っていたのだけれど、80年にロックパイルの『セカンズ・オブ・プレジャー』がリリースされ、それまでの鬱屈感から一変、狂喜乱舞することになるのである。ロックのシャープさとポップスのメロディアスさを兼ね備えた人力サウンドこそ、その時に求めていたものであり、まさにそれがパワーポップであった。

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