2017/11/22 18:00

岡林信康がはっぴいえんどをバックにロックへと転向した『見るまえに跳べ』

 (okmusic UP's)
(okmusic UP's)
1968年に岡林信康が「山谷ブルース」でデビューした時、彼の音楽はそれまでのフォークソングとはあまりにも乖離しており、当初は戸惑うフォークファンが少なくなかった。しかし、徐々に彼に“本物”のプロテスト性を感じ、多くの音楽ファンがのめり込んでいった。そのメッセージ性はフォークというよりは過激なロックのようであり、実際デビューしてから彼はすぐにロックへと転向する。今回紹介するのは、彼の2ndアルバムとなる『見るまえに跳べ』で、本作はデビュー直前のはっぴいえんどをバックに従え、岡林のヒリヒリするような苦悶が記録された、優れたドキュメント作品である。

■60年代後半の若者

岡林信康がデビューした60年代後半、この時代の若者たちは何をしていたのだろうか。僕は小学校の高学年でまだ何も分からなかったけれど、今から振り返ってみれば、激動の時代であったことはちょっとだけ知っている。ビートルズ、学生運動、ベトナム戦争、映画、前衛芸術、アングラ芝居、グループサウンズ、歌謡曲、深夜放送(ラジオ)、フォークソング、アイビー、アポロ計画(月面着陸は69年7月)、沖縄返還の準備、3億円事件、各種の公害などなど、いろんなことが起こっていた本当にすごい時代であった。

今日の運勢

おひつじ座

全体運

周囲のノリから浮いてしまいそう。きつい一言でムードをこわさ...もっと見る >