2017/12/02 13:00

【三月のパンタシア ライヴレポート】『〜きみとわたしの物語〜』2017年11月25日 at shibuya duo MUSIC EXCHANGE

 (okmusic UP's)
(okmusic UP's)
 2015年8月に「day break」をネット上に発表して以来、さまざまなイラストレーターやネットミュージシャンと連動した映像作品を公開し活動してきた、ヴォーカルの“みあ”を中心としたプロジェクト、三月のパンタシア。2017年5月にはさいたまスーパーアリーナで開催された音楽イベント『MUSIC THEATER』に出演し、スタジオライヴの映像も公開するなど、徐々に人前でのパフォーマンスの場を広げてきた彼女が待望の初ワンマンライヴを開催した。彼女の姿を一目見ようと、会場には多くの観客が集まり、超満員となっていた。

 “終わりと始まりをつなぐ。これは君と私の物語。あのときの歌が聞こえる“というナレーションに続いてバックライトに照らされたみあが登場。巨大なスクリーンに写される映像や楽曲が紡ぐ物語の世界観に合わせ替わっていく衣装、そして彼女の生の感情が乗った、素直で真っ直ぐな歌声がしっかりと聴き手の心を掴んでいた。ライヴは前述のピアノロック「day break」からアニメ『亜人ちゃんは語りたい』のEDテーマ「フェアリーテイル」など、1stアルバム『あのときの歌が聴こえる』収録曲に加え、アニメ『Re:CREATORS』のEDテーマに起用された最新シングル「ルビコン」まで、これまでの活動の集大成のような内容となっていた。彼女がその憂いを帯びた歌声で表現していたのは、出会いと別れ、過去と未来、生と死、現実と夢、真実と嘘、あなたと、そして、自分ともうひとりの自分の間に流れる悩みや葛藤。ロックナンバー「花に夕景」では笑顔を見せ、アコースティックアレンジで披露された「ないた赤鬼、わらう青空」では情熱と追憶を交差させ、ドラマチックなバラード「リマインドカラー〜茜色の記憶」ではブレスで繊細な感情を伝えた。時には手を思いっ切り伸ばし、時には空を見上げるなど、身体全体で歌の主人公の心情を表現しながら聴き手の過去をも肯定し、未来へと目を向ける手助けをしてくれるような効果をもたらしていた。

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