2017/12/08 14:00
リアクション ザ ブッタ、3ヵ月連続ワンマン最終公演で2018年ツアーを発表
SEが流れ始めると、お客さんのハンドクラップに迎え入れられてメンバーがスタンバイ。オープニングを飾ったのはミニアルバムでも1曲目に収録されている「ドラマのあとで」だった。ブッタのような歌ものギターロックバンドにはやや珍しい“ベースボーカル”というポジションの佐々木直人(Vo&Ba)がポップで甘酸っぱいメロディを持ち前のハスキーな歌声で紡いでいく。「あなたが笑うことができずに泣いているんだったら、俺が代わりに言いたいことを言ってやる!」という前フリから、大野宏二朗(Dr)の軽快なビートが弾んだ「仮面」から、木田健太郎(Gu)がライトハンドで華やかなギターリフを繰り出し、佐々木が言葉数の多いメロディを歌いながらスラップベースを弾くという真骨頂のコンビネーションで魅せるアップナンバー「Wonder Rule」へ。「最初から出し惜しみなしでいく」という佐々木の言葉どおり、企画ワンマンのファイナルとなる大切なステージを最高のものにしようという気合いが十分に伝わってくる幕開けだ。