2017/12/22 18:00

80年代屈指のメロディーメイカー、ハワード・ジョーンズの『ヒューマンズ・リブ』は名曲満載の佳作

 (okmusic UP's)
(okmusic UP's)
80年代初頭に登場したテクノポップはシンセの音色の新しさや複雑なシンコペーションのある打ち込みのリズムで、あっと言う間にポップスの中心に君臨することになるのだが、当初は凝ったスタジオでの音作りに重点が置かれ、ポップスの王道であるグッとくるメロディー作りが激減していた。

しかし、2、3年も経つとシンセのワンパターンな音は飽きられていった。そんな時、1983年にリリースされたハワード・ジョーンズのシングル「ニュー・ソング」はポール・マッカートニーに代表されるような王道のブリティッシュポップス作品で、世界中で大ヒットした。今回紹介する彼のデビュー作『ヒューマンズ・リブ(邦題:かくれんぼ)』は「ニュー・ソング」をはじめ、彼のメロディーメイカーとしての才能が溢れ出たロック史上に残る佳作となった。

■80年代に始まった “音楽=消費物”という考え方

80年代に入って誕生したMTVは、それまでのポピュラー音楽の在り方を変えてしまった。ロックは聴かせるものから観せるものへと変わったのだ。60年代の後半からリアルタイムでロックを聴いていた僕らの世代も、最初は怖いもの見たさで結構楽しんだのだが、あまり長くは続かなかった。ビジュアルや仕掛けにパワーを使い果たしたのかどうかは分からないが、70年代までにたくさんあった“良い曲”が80年代のシンセポップ時代にはめっぽう減ってしまっていたのだ。

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