2018/01/19 18:00

時代に媚びなかったがゆえに大ヒットしたダイアー・ストレイツのデビュー作『悲しきサルタン』

 (okmusic UP's)
(okmusic UP's)
1978年はある意味で時代の境目にあった。パンクとAORがまだ全盛の時代、YMOやポリスが相次いでデビューし、ポストパンクとテクノポップの萌芽があちらこちらに見受けられる頃である。イギリス出身のダイアー・ストレイツはパンクでもテクノでもニューウェイヴでもなく、アメリカンロックのテイストを持ったルーツロックをプレイする地味な4人組としてデビューした。彼らは時代の要請や流行とはまったく無縁の音楽で世界を魅了した稀有なグループであると言えるだろう。彼らのアルバムはどれも高水準だが、何と言ってもデビュー作の『悲しきサルタン(原題:Dire Straits)』は衝撃的な傑作であった。

■ダイアー・ストレイツの師、 J.J. ケイルというアーティスト

一般的にJ.J. ケイルの名がロックファンに知られるようになったのは、エリック・クラプトンの77年のアルバム『スローハンド』でケイルの「コケイン」を取り上げヒットしてからだろう。クラプトンは70年にリリースしたソロデビュー作『エリック・クラプトン』ですでにケイルの「アフター・ミッドナイト」をカバーしていたのだが、この時はまだケイルのアルバムはリリースされておらず、探しようがなかったのである。クラプトンの初ソロ作をサポートしたオクラホマ州タルサ出身のミュージシャンたち(レオン・ラッセル、ジェシ・エド・デイビス、ジミー・マーカム、ロジャー・ティリソン、カール・レイドルetc.)がケイルとクラプトンを引き合わせると、ケイルの独特のヴォーカルをはじめ、ギタープレイやソングライティングにもクラプトンは驚嘆する。

今日の運勢

おひつじ座

全体運

五感を生かした実用的な趣味が楽しい日。料理やアクセサリー作...もっと見る >