2018/05/04 18:00

ブリティッシュのエッセンスが凝縮された名作、ジェスロ・タルの『アクアラング』

 (okmusic UP's)
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元はブルースバンドとしてデビューしたジェスロ・タル。イアン・アンダーソンを中心として、アルバムを発表するたびに目指す音楽に近づいていく。今回取り上げる『アクアラング』は彼らの4枚目のアルバムであり、ハード、プログレ、ブリティッシュフォークなど、当時の英ロックのエッセンスが詰まった名作に仕上がっている。ヒットを狙ったキャッチーな楽曲は収録されていないものの、英チャートで4位、アメリカのチャートでも7位まで上昇する結果となった。緻密なサウンド構築と奔放で豪快なライブパフォーマンスで世界的に評価が高まるのだが、本作『アクアラング』こそがその原点なのである。

■ブルースに熱狂する イギリスのロッカーたち

60年代後期から70年代中期まで、ロックの魅力はギターに集約されていたと言えるだろう。3大ギタリストと呼ばれたエリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジをはじめ、イギリスのロッカーたちは多くがブルースギターの習得に勤しんでいた。50年代の終わり頃からすでに本場アメリカのブルースマンたちを招いてのブルースフェスが盛んに行なわれ、多くの若者がギターに魅せられたのである。ブルースには大きく分けると、生ギターを中心としたカントリーブルースとエレキギターが中心のシカゴブルースがあり、イギリスの若者たちはそのどちらにも熱狂し、イギリス独自の進化を遂げることになる。特に前者はブリティッシュトラッドと結び付き、後者はのちのハードロックの萌芽となっていくのである。

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