2018/06/08 18:30

Spotifyで注目を集めたUQiYO、3rdアルバム『Stones』を掲げたライブへの熱い想いを語る

 (okmusic UP's)
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サブスクリプションサービスを通じて13カ月連続で新曲を発表したプロジェクト『月刊少年ウキヨ』の結晶となる3年振りの3rdアルバム『Stones』が完成。現在、同作を引っ提げたツアーを敢行中のUQiYOからYuqi(Vo,Gt,Key,Composing)にプロジェクトの経緯、ライヴやツアーについての話を訊いた。

作品を届けるところまでが
アーティストの責任だと思う

——去年4月から月に1回サブスクリプションサービスで『月刊少年ウキヨ』として新曲を配信した意図を教えてください。
「よく例えでいうのが、毎週発売される『週刊少年ジャンプ』のようなものですね。習慣化してきてムズムズしてくるというか、“そろそろUQiYOの新曲出る時期じゃなかったっけ?”ってなってくれることがすごく大事かなと思ったんです」
——その意図とサブスクリプションサービスはフィットしますね。
「2~3年前ぐらいまでは、僕ら自身もサブスクリプションの是非みたいな議論をまだしてたんですけど、自分でもあの楽しさを体験しちゃうと、これがメインストリームにならざるを得ないことを実感したんですよね。だからオプションとしてCDを買って家のステレオで聴くことももちろんできるし、普段携帯で楽曲を聴いたりするのは別次元になってきてる気がして。それに突然アフリカのどこかの国で“UQiYOいいな”ってなる可能性もあるから、どんどん聴いてくださいって思いますね。実際にそういうことがヨーロッパやアメリカのほうで起こってもいるし、それは不思議だし嬉しいことなので」
——アルバムを作ろうというフレームありきで作る方法との違いで言うと、いかがでしたか?
「行き当たりばったりでもあったし…みなさん、“ストックがあって、それをちょっとずつ出して行ったんじゃないの?”と思われるかもしれないんですが、リアルなその時の曲っていうのを大事にしたいっていうのがひとつあって。企画を考えた時に、“本当に連載をしなければいけない”っていうのが勝手に自分の中にあったんです。僕の大学の恩師の言葉なんですけど“迷ったら難しいほうを選ぶ”というのがあって。それを遵守して生きていて、“難しいほうが楽しいよな”と思ってやっていたんですけど。月1回、楽曲とあわせてミュージックビデオも必ずペアで出していて、そのミュージックビデオもほとんど自己プロデュースでクリエイターさんと一緒に詰めながら完成させていたので、今思うとどうやってやっていたのか覚えてないぐらいギリギリでやってましたね」
——その時々に作っていらっしゃるせいか、初夏と晩夏でも曲のイメージが違うし、後半になる程ギターサウンドが増えたりしている印象で。
「去年、キーボードのメンバーがグループを卒業したんですよ。6月ぐらいまでは何とか続けようとしてたんですが、その後辞めることがバンド内では決定して。その前後はなるべくキーボードが活きる曲を作ってたんですけど、もう辞めるってことが分かってしまったんで、モードが変わったからガンガンギターが入ってきたのかも。実は、かなり去年1年間のライフストーリーが詰まってるっていうのも生々しくあって」
——まさにリアルタイムなんですね。
「リアルタイムで楽しんでらっしゃった方がいたかどうか分からないですけど、僕がファンだったら、どういう届け方をされるのが一番楽しいかな?とか新鮮かどうかというのは考えました。やっぱり表現という分野で何かこの世の中に出してる限り、届けるところまで責任だと思っています。良い曲ができたらヒットしたり、みんなが聴いてくれるのは当たり前だっていうのは、経験から考えても全然そんなふうには行かなかったし。それをどういうふうに届けるかだと思っているので。なので、去年から楽しみに毎月聴いてくれてた人がいたら、ありがたいというか感無量ですね」
——アジアのミュージシャンとのコラボも聴きどころですね。台湾のゾーイ・ワンダーとインドのパンディット・アジェイ・ポハンカールが参加しています。
「日本人が一番英語が苦手で、他のアジアのミュージシャンは大体英語ができるんですよね。そこは英語が話せる僕の場合は強みでもあって、自分で細かいニュアンスまでお伝えして直接やりとりできちゃうんで、向こうもそんなに壁を作らずに接してくれました」
——ポハンカールさんが参加してるラストの「loTus feat.Pt.Ajay Pohankar」は、インドの郷愁と日本の郷愁の両方が感じられる曲になってますね。
「そこはすごく思っていて、13カ月で裏テーマが“禅の言葉”だったんです。単純に言葉として響くのがいいなぁと思って。それが曲のインスピレーションになったりしてたんですけど、なんとなくその禅という流れから…今のインドはほとんど仏教残ってないですけど、それでも仏教の大元であるインドに行き着いて(笑)。古典の歌を歌ってる方と最後にコラボレーションできたのは終わり方としては綺麗だなと」
——エレクトロハス的な現代的な音像でも、滲み出る日本人らしさみたいなものがUQiYOなのかなと。
「あぁ。だから海外からみる分かりやすい日本人らしさを提示しつつも、日本国内のみなさんも憎めないというか、“そういうところはいいんだよね”とは思ってもらいたいっていうところはあります」

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