2018/07/06 18:00

カンの『フューチャー・デイズ』は45年経っても色褪せないジャーマンロックを代表するアルバム

 (okmusic UP's)
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1968年にホルガー・シューカイやイルミン・シュミットらを中心に西ドイツで結成されたカン(Can)は、テクノやエスノロックが登場した80年代に再発見された前衛音楽のグループ。ワールドミュージックの祭典『WOMADフェスティバル』とリンクした2枚組アルバム『ミュージック&リズム』(‘82)に収録されたシューカイの「ペルシアン・ラブ」が世界的にヒットし、Canにも注目が集まるようになる。英米中心のポピュラー音楽界にあって商業的に成功したとは言えないだろうが、彼らの作品はどれも高水準の出来であり、特に69年にリリースされたデビュー盤から今回紹介する本作『フューチャー・デイズ』までの作品は、どれも古びることなく常にフレッシュな魅力にあふれている。

■不易流行と限界芸術

松尾芭蕉は俳諧の理念は不易流行にあると説いている。不易とは「いつまでも変化しない本質的なもの」であり、流行とは「時代に即して変化を取り入れていくこと」である。だから、不易流行とは「それらふたつの要素がバランス良くミックスされることで、初めて優れた作品が生まれる」という意味になる。これをポピュラーミュージックに置き換えてみると…。流行の音ばかりを追いかけていると時間が経った時に劣化(時代遅れ)してしまうし、不易だけで勝負すると聴きづらく分かりにくいものになりがちだというようなことになるのかもしれない。

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