2017/09/10 08:10

美術監督・種田陽平氏、世界との勝負には“細やかさと大胆なパワー”が必要

日本人としてのスキルだけでは世界で勝負できないと語る種田陽平氏
 スタジオジブリや三谷幸喜作品を手がけたことでも知られ、数多くの国際的な実績から芸術選奨文部科学大臣賞、紫綬褒章を受賞している美術監督の種田陽平氏。現在は中国での長期撮影に入り、多忙を極めるなか、世界に通じる種田流仕事術に迫った。

【写真】広瀬すずに体を寄せる斉藤由貴『三度目の殺人』

◆目に見えないものから“意味”を引き出す力

 今年のベネチア国際映画祭で、美術監督を務めた2本の映画が出品される種田陽平氏。その1本は、是枝裕和監督と再タッグを組んだ『三度目の殺人』だ。

「前作『空気人形』(09年)のときにも思いましたが、是枝さんには、映画のなかの目に見えないものから“意味”を引き出す力がある。今回も法廷劇という形式の裏に張り付いた大きな余白、ある種の謎を感じました。たとえばアメリカ映画の法廷ものの場合、見せ場は裁判にあり、そのなかで善悪をつけるドラマが展開されますが、白黒をはっきりつけないところが是枝さんの魅力で、企画当初から観客が自ら真実を考える映画を目指しているように見えました」

今日の運勢

おひつじ座

全体運

感情のアップダウンが激しくなりそう。怒りのあまり八つ当たり...もっと見る >