2018/04/07 07:00

阿川佐和子、役所広司の演技で知った実写化の可能性

日本テレビ系連続ドラマ『正義のセ』原作の阿川佐和子 (C)ORICON NewS inc.
 作家の阿川佐和子(64)が手がけたシリーズ小説『正義のセ』が連続ドラマとして実写化される。阿川といえば、エッセイストとして活躍しながら、昨年放送されたTBS系連ドラ『陸王』では老舗足袋製造会社・こはぜ屋の縫製課のリーダー・正岡あけみ役を演じて女優が本業でないにも関わらずその世界観に溶け込んでみせた。ドラマ出演を通して阿川が感じたのは活字が実写化されることによる「世界の広がり」。彼女にそれを提示してみせたのは『陸王』に主演した役所広司(62)の演技だったという。

【場面カット】検事・吉高&事務官・安田顕コンビ

 作家の仕事は基本的に「一人で戦うことが多い」。「担当の人がいたり、アシストしてくれる編集者の人はいるけれど、私が書かなければ原稿ができないし、私がインタビューしなければ記事の素材は集まらない。みんなで一緒にやろう、みたいなことはない。原稿ができるまでは長い時間、自分ひとりで戦わないといけない」とこれまでは個人戦で勝負してきた。

 しかしドラマの現場では違う。「同時にみんなが一緒に同じラインで戦っているんです。音声さんも照明さんも美術さんも役者一人ひとりも自分の役割がどこにあるかを認識して同時に戦う。まるでオーケストラのよう。例えば、役所広司さんが『どう思うみんな?』と低い声を響かせれば、私は『いいんじゃないの!』と言う。『それはねえだろ』と寺尾聰さんが言う。そして『私は反対です』とゲンさん(志賀廣太郎)が言う。トロンボーンが来たりチェロが来たりバイオリンが来たり、シンバルが鳴ったり…一つのオーケストラの曲ができるように、間やスピードや声のトーン、動きが総合されて感情の塊のようなものが膨らんでいく。シーンをみせていくのがドラマなんだと思った。

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