2018/05/04 08:10

吉本興業・大崎洋CEO、迅速な事業拡大の裏側「良くも悪くも大阪の吉本興業100年のDNA」

赤字でも沖縄映画祭を続ける理由を語る大崎洋CEO(写真:高橋良美)
 沖縄を世界に向けたエンタテインメント創出拠点とすべくスタートした『沖縄国際映画祭』(島ぜんぶでおーきな祭)が10周年を迎えた今年、エンタテインメントの専門学校を開校し、沖縄からの国産エンタテインメントプラットフォーム設立構想を発表。節目の年からプロジェクトを次のステップへと進める吉本興業・共同代表取締役 CEOの大崎洋氏に、これまでの沖縄への取り組みと、アグレッシブな幅広いビジネス展開を仕掛ける“吉本DNA”について聞いた。

【画像】レッドカーペットではしゃぐ大崎洋CEOと宮川たま子

◆現場で肌で感じて学ぶ次の100年に必要なDNA

――15年からメインタイトルを『島ぜんぶでおーきな祭』とした『沖縄国際映画祭』がついに10年目を迎えました。振り返ってどう評価していますか?
大崎洋 吉本興業の社員、芸人と無我夢中で走ってきて、ふと気がつけば10年経っていたという感じでしょうか。スタートしたときから、地元の人たちからも「どうして沖縄でこんなお祭りを?」とよく聞かれるんですけど、そのたびに「なんとなく」と(笑)。確かに毎年の費用はずっと持ち出しで、なにかの権利が得られるわけでもない。私自身、イベント開催にかかわる関係者たちを見て、なんでみんな一緒にやってくれているんだろうとずっと思っていました。ただ、まずコンセプトとしてあったのは、地元に愛されるお祭りにしようということでした。沖縄の人たちは、いろいろな社会状況のなかで若い世代でも世の中に居場所が見つけにくいところがある。一方で吉本興業は、世の中のシステムから落ちこぼれた人を集めてお笑いの興行で成り立たせている、学校のようなものです。沖縄で吉本興業のような学校や会社を作って、地元でエンタテインメント産業を創出することができれば、もっと明るく楽しい島になるんじゃないか。今も新しい芸能が生まれてくる島なので、エンタテインメントの仕事は島の人たちに向いていると思っていて。今年は学校を開校しましたが、次のステップとしてこれからまた10年、20年かけて、それを目指したいんです。

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