2018/05/10 08:40

「有害指定図書」の是非 教育者とクリエイターの“70年戦争”

3月23日、滋賀県が有害指定した『全国版あの日のエロ本自販機探訪記』(双葉社)
 3月30日、北海道が『エロマンガ表現史』(太田出版)を有害図書指定し話題となった。こうした、性的表現の歴史などを考察した書籍が自治体の有害図書指定を受けたことに対し、ネットでは「研究書まで有害指定するのはやり過ぎだ」との声も多く見られた。そこで、北海道庁の担当者に有害指定の経緯とその理由を聞くと共に、有害指定された書籍や漫画の系譜、教育者とクリエイターとの70年に及ぶ“攻防”の歴史を辿る。

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■地方自体ごとに異なる“有害指定”のあいまいな基準 

 3月23日に滋賀県が『全国版あの日のエロ本自販機探訪記』(双葉社)を有害指定。さらに、3月30日には北海道が『エロマンガ表現史』を有害指定した。同書は、美少女コミック研究家の稀見理都氏の著書で、エロマンガ特有の表現の成立を漫画家などのインタビューから紐解く内容。

 その中身は文章による分析や考察が大半であるため、ネットでは「真摯に漫画史を研究された名著を有害指定とは」、「有害指定はやりすぎ」と有害指定への批判が多め。また、日本雑誌協会は「新たな分野の研究書であり、フィールドワークの労作だ」と、有害指定に疑問符を投げかけている。

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