2018/05/15 11:31

高畑勲さんお別れの会 宮崎駿監督が涙「パクさんのことを忘れない」

高畑勲さんとの思い出を涙ながらに語った宮崎駿監督
 4月5日に亡くなった映画監督・高畑勲さん(享年82)のお別れ会が15日、東京・三鷹の森ジブリ美術館で営まれた。会の委員長を務めた宮崎駿監督は、開会の辞で「パクさん」と呼んだ高畑さんの監督としての才能を称えながら、思い出を涙ながらに振り返った。

【写真】メガネを外し涙する宮崎駿監督

 宮崎監督は「ものすごく朝が苦手な男でして、東映動画(当時)に勤めたとき、ぎりぎりに駆け込んで買ってきたパンをパクパクと食べて水道の蛇口からそのまま水を飲んでいたから、パクさんとなったといううわさです」と呼び名の由来を紹介してから、「パクさんは95歳まで生きると思いこんでいた。自分にもあんまり時間がないんだと思う」と盟友との出会いを明かした。

 「1963年、パクさんが27歳、僕が22歳のときに初めて出会いました。初めて言葉を交わした日のことを今でもよく覚えています。バス停にいるとき、雨上がりの水たまりの残る道を一人の青年が近づいてきた。『瀬川拓男さんのところに行くそうですね』。穏やかで、かしこそうな青年の顔がそこにあった。それが高畑勲ことパクさん出会った瞬間だった」。

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