2018/06/09 08:10

東京五輪・パラ開閉式総合演出チームに参画 栗栖良依氏、ダイバーシティ実現へのカギは「エンタメ活用」

SLOW LABEL ディレクターとして、各アーティストや地域と障害者をつなぐ活動を展開する栗栖良依氏 (撮影:鈴木かずなり)
 高校生の時に見たリレハンメル五輪開会式に感銘を受け、イベントや地域プロデュース等の道に進んだ栗栖良依氏。10年、悪性線維性組織球腫を発病し障害者となって以降は、各アーティストや地域と障害者をつなぐ活動を展開。16年のリオ・パラリンピックの旗引継式ではステージアドバイザーを務め、現在は「東京2020 開会式・閉会式 4式典総合プランニングチーム」のメンバーとしても活動している。2020年に向けダイバーシティの実現が求められる今、「エンタテインメント業界の役割は非常に大きいはず」と栗栖氏は語る。

【写真】同じ総合演出チームメンバーの“恋ダンス”振付師・MIKIKO氏

◆リオ・パラ閉会式の成功要因は“遠慮”を一切排除した演出

――16年のリオ・パラリンピック閉会式の旗引き継ぎセレモニーが「超絶カッコいい!」と話題を呼び、“障害者による舞台表現”への価値観を根底から覆したのは今なお記憶に新しいところです。栗栖さんはステージアドバイザーとして、どのような関わりをされたのですか?
【栗栖】 あのセレモニーが成功したのは、振付のMIKIKOさんをはじめとする演出の方々が遠慮を一切せず、「カッコよさ」を追求されたことが大きかったと思います。たしかに当初は、「障害者にこういう表現を求めて良いのか?」と多少躊躇されることも感じました。でも、そういう遠慮をしていると、表現のクオリティを向上させることはできない。普段のやり方が通用しない部分はすべて私たちが埋めますから、手加減せずにいつも通りの演出をしてくださいと背中を押したのも、私の役割だったと思っています。

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