2018/06/12 11:00

角松敏生、音楽の均一化に警鐘 「自分に落とし前をつけたい」

角松敏生(写真/西岡義弘)
 リテイクアルバム第2弾『SEA IS A LADY 2017』(87年リリースのインスト作品『SEA IS A LADY』のリテイクアルバム)で、『第32回 日本ゴールドディスク大賞』の「インストゥルメンタル・アルバム・オブ・ザ・イヤー」を受賞した角松敏生。彼が今、リテイクアルバムに取り組む狙いとは? さらに長く一線を走り続ける角松に、今後、“アーティストとして生きていく”ために必要なコトを聞いた。

【写真】角松敏生のソロカット

◆40代から50代のリスナーが徐々に戻ってきている

――昨年発表された『SEA I S A LADY 2017』が『第32回 日本ゴールドディスク大賞』で「インストゥルメンタル・アルバム・オブ・ザ・イヤー」を受賞。大きな反響を呼んでいます。
角松 リテイクアルバムを出す理由の1つには、オリジナルアルバムを出すリスクが高い時代になったということもあります。何のタイアップもなく、作品の力だけで制作費をリクープするだけのセールスをあげるのは非常に難しい。だったら、まず新たな動きをするための布石として、“角松敏生の音楽を聴く”という基本的な機運を高めることが先決だな、と。そのフックの一環として、16年に『SEA BREEZE 2016』(デビューアルバム『SEA BREEZE』のリテイクアルバム)、去年『SEA IS A LADY』を出したわけですが、リテイクアルバムは諸刃の剣なんですよ。もとのアルバムに思い入れを持っているオーディエンスは多いし、それを作り直すことは、お客さんの思い出を否定することにもなりかねないので。だからこそ僕は“自分としては完全に満足しているわけではないので、やり直させてほしい”と明言するんですよね。『SEA IS A LADY 2017』のときは“ギタリストとしての自分に落とし前をつける”という言い方をしていたのですが、元作品を超える作品になったと思うし、オーディエンスも別物として楽しんでくれたのは幸いでした。セールスが好調だったのは、リリースのタイミングも良かったんだと思います。

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