2017/06/07 07:00

『花戦さ』で千利休演じた佐藤浩市 「静」の眼力を表現

映画『花戦さ』で千利休を演じる佐藤浩一
映画『花戦さ』で千利休を演じる佐藤浩一

 これまで数々の役者が演じてきた茶人・千利休。今回、映画『花戦さ』でその役を務めるのは佐藤浩一(56)だ。これまでの佐藤のイメージとはひと味もふた味も違う利休像をつくりあげていると評判を呼んでいる。その魅力について時代劇研究家でコラムニストのペリー荻野さんが解説する。

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 先日公開された映画『花戦さ』で、一番びっくりしたのは、千利休を佐藤浩市が演じたことだ。

 物語は、安土桃山時代、京の都の花僧・池坊専好が主人公。出世にも名誉も興味なし! ひたすら花を愛する「けったいな男」専好は、多くの人の命を奪った時の権力者秀吉に、花を生けることで戦を仕掛ける。まさに命がけの『花戦さ』。これがホントの話だったということに驚くが、この変人主人公を野村萬斎が演じると聞けば、納得というものである。

 なにしろ、野村萬斎は、映画『のぼうの城』の領民に慕われるでくの坊のようなのぼう様、三谷幸喜ドラマ『オリエント急行殺人事件』のピピンとしたヒゲと甲高い声の名探偵勝呂武尊(エルキュール・ポワロ))など、ここ数年、映画・ドラマでは、変人ポジションに君臨している「けったい系」。

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