2017/06/18 16:00

伊武雅刀 最終的には演技をしないで成り立つ存在になりたい

伊武雅刀が自身の演技についての考えを語る
伊武雅刀が自身の演技についての考えを語る

 映画史・時代劇研究家の春日太一氏がつづった週刊ポスト連載『役者は言葉でできている』。今回は、印象的な芝居をすることが多い役者・伊武雅刀が、今村昌平監督と相談して芝居をした思い出について語った言葉を紹介する。

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 伊武雅刀は短い出演時間でも観る者に強烈なインパクトを残す芝居をすることが多い。1998年の今村昌平監督作品『カンゾー先生』での、料亭の女将に想いを寄せる軍人役も、そうだった。

「女将に惚れているのに全く相手にしてもらえない軍人でした。それで無理やりに関係を結ぼうとするのですが、彼女を押し倒した後でどう芝居をするか今村監督と相談しました。

 今村監督は『鳥居をバックに着物をひっぱがして内股を触れ』とか言うので、僕は『それなら早漏という設定にするのはどうでしょう』と提案したら、『いいね』って。『ようするに、乗っかったはいいけど、すぐいっちゃうんだろう』『そうです』『いった後はどうするんだ』『その後は、いたたまれなくなって、窓か何かを開けて海でも見てごまかすんじゃないですか』『うん、いいね』──という感じで、芝居が決まっていきました。

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