2017/07/08 07:00

養老孟司 90万部『九十歳。何がめでたい』が売れる時代に危惧

佐藤愛子氏著書の大ヒットを養老孟司氏が分析
佐藤愛子氏著書の大ヒットを養老孟司氏が分析

 2017年上半期ベストセラーランキングの総合第1位(日販・トーハン・大阪屋栗田の3冠達成)となり、部数も90万部を突破した佐藤愛子さんの『九十歳。何がめでたい』。各界の著名人からも大絶賛が相次ぐが、著書『バカの壁』がなんと400万部を超える大ベストセラーとなった解剖学者の養老孟司さんは本書をどう読んだのか。歯に衣着せぬ激烈インタビューをお届けする。

◆理屈ではなく感情的に「もっとも」

──『九十歳。何がめでたい』を読んで、どう思いましたか。

「いや、面白かったですよ。読んでいる間中、ずっと笑っていました。最近は、うっかり本音を言うと、ネットで袋叩きに遭うからね。その点、本は自分でお金を出して買うのが普通だから、炎上しにくい。この本に出てくる1編『いちいちうるせえ』の中のゲームバキバキ事件に対する佐藤さんの感想も、ネットだったらきっと炎上していたと思うよ」

──現在、90万部を突破しました。なぜこんなに売れているんでしょう?

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