2017/07/14 07:00

小林麻央さんが選んだ「わが家」での最期

「麻央さんは自宅に帰れて良かった」と語る小笠原さん
「麻央さんは自宅に帰れて良かった」と語る小笠原さん

「愛してる」。小林麻央さんは夫の市川海老蔵さん(39才)にそう告げて、息を引き取った。2人の幼い子供を残し、34才の若さで逝く無念さは想像にあまりあるが、最期にこんな言葉を残して旅立つ姿に心を打たれた人も多かったのではないか。

 麻央さんが最期の場所に選んだのは、海老蔵さんや子供たちの待つ我が家だった。5月26日、麻央さんはがんが顎にも転移していることを明かし、その3日後、退院して在宅医療に切り替えた。彼女のブログには、我が家に帰ってこられた喜びが綴られている。

〈一ヶ月ぶりの我が家の香り。人参ジュースでお祝いです。これからは在宅医療に切り替え、自宅で点滴など続けながら、在宅医療の先生、看護師さん そして何より家族に支えてもらいながら生活していきます。

 退院前は、これから家族へかけてしまう負担が怖く、退院が近づくたび不安でしたが、やはり我が家は 最高の場所です〉(5月29日)

 それからおよそ1か月間、亡くなる6月22日までを自宅で過ごした。決して長くはないその時間は、麻央さんにとって、どんなものだったのだろう。日本在宅ホスピス協会会長で、長年在宅医療に取り組んできた『なんとめでたいご臨終』の著者、小笠原文雄医師はこう話す。

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