2017/08/17 07:00

桂文枝 上方落語協会会長として「死にものぐるいです」

時折、鋭い視線が寄せられる
時折、鋭い視線が寄せられる

 50年を超える芸能生活を送る桂文枝は、74歳のいまも新たなネタの模索や、若手の噺家の発掘など、精力的に活動を続けている。これからの上方落語、次世代の噺家への思いを、ノンフィクションライター・中村計氏が聞いた。なお、文枝は自身が審査員を務めるピン芸人No.1決定戦「R-1ぐらんぷり」に落語家が出場すれば“戦える”、と考えている。

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 文枝はネタを考えるとき、笑わせる言い回しではなく、まずは物語を考えるのだという。フレームが決まれば、登場人物もセリフも自ずと決まる。人間は、自然に描けば描くほど、おかしい存在であるということを熟知しているのだ。

 半分だけ開けたような目で、人間社会を冷徹に観察している。

「この間つくった『摩天楼の翼』っていうのは、あべのハルカスという日本一高いビルの上に住み始めたハヤブサと、天王寺の駅のあたりに住んでいるハトたちの話なんですけどね。それも、やっぱり、強い者に対する、弱い立場の人間の気持ちみたいのを、ハトに代弁させているわけですよ。みんなが感じてる『せやせや』みたいなね」

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身勝手にふるまってしまいそう。しばられたくなくても、場の調...もっと見る >