2017/08/11 07:00

問題作『純と愛』から5年 遊川和彦氏の毒親の描き方に変化

 しかし、『過保護のカホコ』では、毒親の描き方がガラッと変わりました。

◆過保護の毒は親の親にも問題あり

 加穂子の母親・泉(黒木瞳)は、「娘のためにやっている」という大義名分のもとに支配するタイプの毒親。毎日の服選び、駅への送迎、弁当作り、恋や就活への口出しなど、「娘のために」という大義名分をオブラートで毒を隠し、加穂子をコントロールしているのです。

 穏やかそうないい母親にも見えることもあり、経済的な援助もあるため、子どもはさしたる疑問を抱かずに育ちますが、加穂子のように就活で問題が顕在化。社会への適合や自立ができず、困ってしまいます。『純と愛』の善行は、周囲からも分かりやすい毒親でしたが、問題が潜伏化・長期化するという意味では、毒性は泉のほうが強いのかもしれません。

 さらに同作は、加穂子の祖母・初代(三田佳子)の過保護ぶりにもクローズアップ。初代は泉の母親だけに、「過保護という毒は、親の親にも問題あり」というところまで踏み込んでいます。

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