2017/08/31 07:00

全国を回る立川談春が嵐ファンに披露した「紺屋高尾」

抜群の人気を誇る談春の魅力は?
抜群の人気を誇る談春の魅力は?

 音楽誌『BURRN!』編集長の広瀬和生氏は、1970年代からの落語ファンで、ほぼ毎日ナマの高座に接している。広瀬氏の連載「落語の目利き」より、今回は立川談春の逸話を紹介する。

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 立川談春といえば今や「全国ツアーの人」だ。10年前の僕は年間50席くらい談春の落語をナマで聴いたが、もう絶対に無理だ。今の談春は東京近辺でそんなに落語をやらない。

 今年の談春は1月から5月まで『居残り佐平次』をネタ出ししての全国ツアーを行なった。品川の遊郭で豪遊して勘定を踏み倒し、大金をせしめて去る佐平次という男を、立川談志は「なんだかワカラナイ奴」として描いたが、談春の演じる佐平次は、愛嬌のある反面ドスの利いたワルの顔を持つ巧妙な詐欺師。最大の特徴はその饒舌さで、若い衆を煙に巻く佐平次の描写が圧倒的に面白い。

 この場面を念入りに演じて時間が掛かるということもあってか、なんとこのツアーで談春はこの噺を、一文無しだとバレるまでの「上」、客にヨイショをして活躍する「下」に分けた。間に休憩を挟む二部構成で『居残り佐平次』を演じた落語家は談春だけだ。

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どっちつかずになりやすい運気。今日は家に帰って、勉強や調べ...もっと見る >