2017/09/24 07:00

仲代達矢 今でも映画に出たり芝居をするのは「意地」

84歳の現在も映画と舞台で活躍(写真:時事通信フォト)
84歳の現在も映画と舞台で活躍(写真:時事通信フォト)

 映画史・時代劇研究家の春日太一氏がつづった週刊ポスト連載『役者は言葉でできている』。今回は、84歳の現在も映画と舞台の双方で活躍を続ける俳優・仲代達矢が語った言葉を紹介する。

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 今回も前回に引き続き、筆者が仲代達矢に出演作品の舞台裏や演技論・芸談についてうかがったインタビュー本『仲代達矢が語る日本映画黄金時代 完全版』(文春文庫)から、印象的な「言葉」を抜粋していく。

 仲代のキャリアを振り返ってみると、映画と舞台の双方で大きな実績を残していることに気づく。これは、自身が意図的に選択した役者人生であった。

「前にやったのと同じような役をやるのは避けたかったんですよ。映画会社に専属してスターになると、一つ当たると次から次へ同じものが来る。役者になる前から映画を見ながら『外国の役者はどうして作品によって変わっていくんだろう』ということをいつも考えていました。

 そこへいくと日本の役者は、一つ当たるとずーっと同じようなイメージの役をやる。やっぱり作品によって変わっていったほうが面白いだろうなって、なんか無意識の中にあったんですよ。

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