2017/10/03 07:00

芸人脚本家が増加 出る側の立場わかる、セオリー無視の強み

脚本家として注目を集めているバカリズム
脚本家として注目を集めているバカリズム

 11月公開の映画『泥棒役者』。かつての仲間に脅されて豪邸に忍び込んだ元泥棒が、素性がバレないようさまざまな人物になりきるコメディだ。監督・脚本は朝ドラ『とと姉ちゃん』(NHK)を手がけた脚本家・西田征史。彼はもともとお笑いコンビ出身。元芸人だ。

 ドラマ『カンナさーん!』(TBS系)の脚本を手がけたのは、お笑い芸人で俳優のマギー。2000年代に一世を風靡したコント集団「ジョビジョバ」のリーダーだ。

 他にも、今年の『27時間テレビ』(フジテレビ系)の中で時代劇を手がけたバカリズムや、去年『映画クレヨン しんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』の脚本を高橋渉監督と共同で手がけた劇団ひとりなど脚本家の芸人が増えている。その理由を探ってみたい。

◇時代を代表するスター脚本家の不在

 9月までのドラマの脚本家を見てみると、例えば『ひよっこ』(NHK)は岡田惠和氏、『過保護のカホコ』(日本テレビ系)は遊川和彦氏、『ごめん、愛してる』(TBS系)は浅野妙子氏。さらに、10月から始まるドラマ『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系)は福田靖氏、『トットちゃん!』(テレビ朝日系)は大石静氏。来年の大河ドラマ『西郷どん』(NHK)は中園ミホ氏と、いずれも人気ライターが並ぶ。

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