2017/11/04 16:00

『全員死刑』監督 ありきたりな不良もの映画には嫌悪がある

「押さえつけるものへの抵抗はいつも意識している」小林勇貴監督
「押さえつけるものへの抵抗はいつも意識している」小林勇貴監督

『全員死刑』(11月18日公開、主演・間宮祥太朗)で商業デビューを飾る小林勇貴監督が映画を撮り始めたのは、約4年前のこと。当初はコンパクトカメラの動画機能を使用して映画を撮っていた小林監督は、グラフィックデザインの専門学校は卒業していたが、映像や映画の学校に通ったことはなかった。むさぼるように映画を観て、本を読み、がむしゃらに撮影して映画監督になるまでを聞いた。

 * * *
──デザイン会社に勤めながら、映画制作を始めたそうですね。

小林勇貴(以下、小林):『NIGHT SAFARI』(2014年)は会社勤めしながら撮影していたので、土曜の朝、始発で静岡に帰り、夜に撮影をして日曜日に東京に戻るスケジュールでした。夜しか撮れないので映画も全編、夜の作品でした。そのまま会社勤めしながら撮り続けていくのかなと思っていたのですが、いろいろなことが重なって、映画を仕事にしていこうと会社を辞めました。

──映画で賞をとったことがきっかけだったのでしょうか?

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