2017/11/25 16:00

橋田壽賀子 夫は最期までがんと知らぬまま明るく亡くなった

夫の最期を語る橋田壽賀子さん
夫の最期を語る橋田壽賀子さん

 現在、日本人の実に2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで亡くなっている。もしも大切な家族ががんになったら、あなたががんになったとしたら、その時、どうしますか?著書『なんとめでたいご臨終』が発売5か月で7刷のベストセラーとなっている小笠原文雄さんと、『安楽死で死なせて下さい』を著した脚本家・橋田壽賀子さんが、病名や余命の告知の是非について話し合った。

 橋田さんが「私は天涯孤独」と自らを語るのは、夫・岩崎嘉一さん(享年60)を1989年9月27日に亡くしたということもある。

 橋田さんが岩崎さんと結婚したのは1966年のこと。当時岩崎さんはTBSの企画課長で、人望厚き熱血のテレビマンだった。定年退職後「岩崎企画」を立ち上げ、橋田賞の創設に動いていたが、1988年の秋に肺がんが見つかった。橋田さんは本人に告知しないまま看取る。

橋田:主人が肺がんだとわかったときはもう転移していて、お医者様には「長くて半年です」と言われたので、告知はしませんでした。今思えば、私のエゴイズムでしょうね。当時は、治らないのに告知したらかわいそうだと思っていました。

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