2017/12/09 16:00

『明日の約束』で母演じる手塚理美の鬼の形相は実に高度な技

番組公式HPより
番組公式HPより

 印象は地味だが関係者とコアな視聴者の評価は高い佳作、そんなドラマが火曜の夜に放送されている。作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が指摘する。

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 上野の森美術館で開催中の「怖い絵展」が最大3時間半待ちと空前の人気とか。一方、テレビの中にも傑出した「怖いドラマ」があります。ゾッとする回数ではピカ一と言えそうな作品が『明日の約束』(フジテレビ系火曜午後9時)。

 主人公のスクールカウンセラー・藍沢日向(井上真央)を軸に、生徒・吉岡圭吾(遠藤健慎)の謎の死をめぐって想像を絶する人間関係が浮かび上がってくる、ヒューマンサスペンス。中でも、3人の人物の、怖さの「グラデーション」が際立ちます。

1. 最初から怖い人

2. だんだんに怖くなる人

3. 突如、怖くなる人

 3つの「パターンの違う怖さ」が潜んでいるのです。

1. 最初から怖い人 =  藍沢尚子

「最初から怖い人」とは、主人公・日向の母親である尚子(手塚理美)です。過干渉でヒステリック。ささいなきっかけで突如、鬼の形相になり娘を怒鳴る。それがあまりの迫力で怒りの風圧を感じ、画面のこちら側にいる視聴者までビクっとするほど。

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