2017/12/26 11:00

春風亭一之輔 ファンにはたまらない独演会の「ネタおろし」

春風亭一之輔の魅力を落語通が語る
春風亭一之輔の魅力を落語通が語る

 音楽誌『BURRN!』編集長の広瀬和生氏は、1970年代からの落語ファンで、ほぼ毎日ナマの高座に接している。広瀬氏の連載「落語の目利き」より、ある演目を初披露する「ネタおろし」の楽しみについてお届けする。

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 ある演目を初めて高座に掛けることをネタおろしという。春風亭一之輔は2014年から毎年、東京・よみうり大手町ホール(客席数501)でネタおろし演目を予告する独演会を行なっている。初年は「一之輔一夜」でネタおろし1席、翌年は2日連続開催の「一之輔二夜」でネタおろしは2席、以下「一之輔三夜」「一之輔四夜」「一之輔五夜」と続き、ネタおろしも毎年1席ずつ増えていく。

 大きな会場での独演会でネタおろしを予告するのはかなりのプレッシャーだろう。熱心なファンはそれを聴くためにチケットを買うわけで、初演の段階で既に磨き上げられた「その演者ならではの噺」になっていることが期待されるからだ。

 若き日の立川談志が独演会で『庖丁』をネタ出し(演目予告)しながら「どうしてもできないので」と三遊亭圓生に代演を頼んだのは有名な話だが、それで客を納得させられるのは談志だけだ。

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