2017/12/31 07:00

柴俊夫が勝新太郎から教えられた「リアルに演じる」の意味

2020年に役者歴50年になる柴俊夫
2020年に役者歴50年になる柴俊夫

 映画史・時代劇研究家の春日太一氏がつづった週刊ポスト連載『役者は言葉でできている』。今回は、2020年に役者歴50年になる柴俊夫が勝新太郎や小林桂樹、田村高廣、河合義隆監督らと時代劇で交わったときの思い出について話した言葉を紹介する。

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 柴俊夫は1977年、勝新太郎主演のテレビ時代劇『新・座頭市』にゲスト出演している。

「六本木の飯屋で勝さんとお会いして、『リアルに演じるとはどういうことなのか』を一時間うかがいました。当時、僕は倉本聰さんのドラマに出ていて、そのことで悩んでいたんです。そんな時に座頭市を見て『なんでこの人はこんなに自然に演じられるんだろう』と思って。

 勝さんには『お前たちはセリフに負けている』と言われました。たとえば飯を食っている時に近くをイイ女が通ったらどうなるか。いくら旨い飯でも、そっちに目が行くだろう、と。『人間の感情ってそんなに一途じゃないよ』という言葉に『ああ、そうなんだ』と思えました。

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