2018/03/05 11:00

俳優・河合雪之丞、両親の介護をプロとの役割分担で乗り切った

 そして食欲も旺盛。私が冷蔵庫のあり合わせでチャーハンやうどん、そばなどを作ると、何でも『うめえなぁ』と言って完食してくれます。すするのがつらくなっているようなので、麺類はあらかじめ短く切って調理し、具材も小さめに切っています」

 介護食の調理法にも詳しいが特別勉強したわけではない。

「できるだけ一緒に食べたり、見ていたりしていますからね。何となく食べやすいか否かはわかります。『もっとゆっくり食べてください』と、母の代わりに注意もします(笑い)。最近、療養のためにやめていた酒を、またちょっと飲みたいと言い出した。若い頃は大酒豪でしたからね。それで私もつきあって、焼酎のお湯割りを1杯ほど楽しむことも。父が望む残りの人生に、できる限り寄り添っていきたいと思っています」

 こうしたプロと介護を分担するのは非常に重要なことだという。主任介護支援専門員・看護師・社会福祉士の服部万里子さんはこう語る。

「介護は身体介護ばかりが注目されますが、実は技術+心ケアの両輪で進むことが重要です。食事や入浴介助などの技術面は介護職がプロですから効率よく、介護される人も快適。また体調や表情の変化から的確にリスクを読み取り、素早く対応できます。

 でも、『今日はね…』と話したり、食卓を囲んだり、家族間の心の交流は家族にしかできません。介護職に依頼することは決して人任せではなく役割分担なのです。また認知症カフェなど地域支援も増え始め、介護する家族同士でアドバイスし合える機会も。親の介護が必要になったら、ひとりで抱えずプロや仲間と連携をすると気持ちが楽になります」

※女性セブン2018年3月15日号



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