2018/03/18 07:00

創立65年、劇団四季が愛される秘密に迫る5つのキーワード

上演中のアラジン役のほか『ライオンキング』のシンバ役なども演じている島村幸大
上演中のアラジン役のほか『ライオンキング』のシンバ役なども演じている島村幸大

 数多くの人々に愛され続けている劇団四季の作品。どうして、これほどまでに多くの観衆の心をつかむのか。その秘密に迫ると“5つのキーワード”が浮かび上がった。

【1】作品至上主義

 松本白鸚の『ラ・マンチャの男』や故・森光子さんの『放浪記』など、看板俳優が公演を引っ張るロングラン作品は数多くあるが、劇団四季では俳優の名前を前面に出さない作品至上主義をポリシーとしている。

 かつて劇団四季の取締役を務めた音楽評論家の安倍寧氏が言う。

「通常、集客力のある俳優をメーンキャストに抜擢しますが、劇団四季では登場人物1人に対して、複数のキャストを立てます。例えば、主役のアラジンであっても日替わりで役者が変わる。世間的に名前が全く知られていない俳優が主演や準主役を演じていることもザラです。当初は“名前もわからない役者の演技に高い金を払いたくない”といった声もありましたが、今では作品のクオリティーの高さが周知されて、そういった批判的な声も聞かれなくなりました」

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