2018/04/11 07:00

今年8度目の年女・瀬戸内寂聴氏が語る理想の“最期”

〈今年5月の誕生日で、瀬戸内さんは8回目の年女を迎える。これまで、多くの人との別れを経験してきた〉

──人生の終わりをどう迎えるかは、寿命が延びた現代人の大きなテーマです。私の身内にも、介護が必要で施設に入っている人間がいます。
 
「私もね、きっと介護度4くらいじゃないかと思ってるんですよ。自分で」

──またご冗談を。頭は?

「はっきり」

──耳は?

「聞こえます」

──足は?

「歩けます」

──どこにも問題ないじゃないですか!(笑い)

「あらそう? 今はまだ、お風呂に入るのも、着物を着るのも全部自分でできます。もちろん、おトイレなんかも誰の世話にもならなくて済んでいます。でもね、もし仮に認知症になったり、介護が必要になったりするんだとしたら、その前に死んでしまいたいと思っているんです。

 私の昔からの知り合いに、奥さんに先立たれてから、少しずつ弱ってしまった人がいました。気位が高くて、とても洒落た人だったのですが、それこそ下の世話まで誰かにやってもらわないといけなくなってしまって。

 その後その人が亡くなったとき、ちょっとホッとした自分がいたんです。“これで、やっとあの人のプライドが守られる”って。特に女性は、最後まで美意識を保っていたいと思うでしょう?

 だから私は、最後の最後まで意識がはっきりしてて、“みんな、本当にお世話になったね。さようなら”って言って、パタッと“その時”を迎えたいと願っています」

※女性セブン2018年4月19日号

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