2018/04/14 16:00

岩下志麻 「結婚して駄目ならそこまでの女優よ」

 いまだに子どもには『ごめんなさい』っていう感じがあります。長い間、犠牲にしてしまいましたから」

『草燃える』『独眼竜政宗』『葵 徳川三代』と、出演した三本のNHK大河ドラマでは全て「乳母が長男を養育するという武家の風習のために、我が子と相克の関係になってしまう」という母親の役を演じている。

「子どもが自分よりも乳母に懐いてしまうというのは、母親としてとても寂しいことだと思うんです。でも、当時はそうしないといけなかった。そういうしきたりの中で生きなくてはなりませんから、しょうがなかった」

 自身も葛藤の中で過ごしてきたからこその言葉に思えた。

●かすが・たいち/1977年、東京都生まれ。主な著書に『天才 勝新太郎』『鬼才 五社英雄の生涯』(ともに文藝春秋刊)、『なぜ時代劇は滅びるのか』(新潮社刊)など。本連載をまとめた『役者は一日にしてならず』(小学館)が発売中。

※週刊ポスト2018年4月20日号



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