2018/05/02 07:00

高橋三千綱氏 「田中健君には私の弔辞を読むスタンバイを」

芥川賞作家の高橋三千綱氏
芥川賞作家の高橋三千綱氏

「最後のお別れ」となる弔辞を読み上げるのは、自分のことを本当によくわかってくれている人であってほしい──歳を重ねると、ふとそんな思いに駆られることがある。そこで各界著名人に「自分の葬式で弔辞を読んでほしいのは誰か」と聞いてみた。芥川賞作家の高橋三千綱氏(70)は、自身が原作・脚本・監督を務めた映画で主演を張った俳優の名を挙げた。

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 映画『真夜中のボクサー』(1983年・東宝)では、世界王座に就いたボクサーが、仕組まれた八百長試合に挫折し、放浪の旅に出ながら孤独なトレーニングに励むシーンが続きます。その役を演じてくれたのが田中健君(67)でした。

 彼はこの作品のために、1年かけてジムに通い、元WBA・WBC世界ジュニアライト級王者の沼田義明氏に個人指導を受けながら、見事、ボクサーの身体に仕上げてくれた。もともと交遊があった俳優の三浦友和君とトレーニングの様子を見る機会があったんですが、三浦君が「僕にはできない」と言ったほど過酷な役づくりでした。

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