2018/05/05 16:00

かくして無軌道なタレントが生まれる芸能界というシステム

「そんな人には見えない」ことが最大の罠
「そんな人には見えない」ことが最大の罠

 何かの犯罪が起きたとき、容疑者を知る人のコメントとしてよく登場するのが「そんな人には見えなかった」である。逆にいえば、意外な人が犯罪者になることは珍しいことではない。身近な人でもそうなのだから、直接、知ることがない有名人であればなおさらだ。ところが、芸能人の場合は、ドラマなどで演じる通りの善人のはずと思われることがある。この思い込みを利用した犯罪や、犯罪まがいの行為について、ライターの森鷹久氏がレポートする。

 * * *
 性犯罪やセクハラなどが明るみに出るたび、被害者に落ち度があった、何か別の目的のための作為が働いているという思い込みを声高に主張する人が後を絶たない。加害者が社会的地位や知名度を持っている場合はその傾向がとくに強く、インターネット、SNSの普及にあわせるかのように、みずからの認知の歪みを、被害者を貶めてまで正義だと強弁する人がいなくならない。

 高級官僚であれ、人気の芸能人であれ、まったく失敗しない人生を歩む人はいない。それに、彼らが世間に見せているのは仕事の上での顔だけ。人間は仕事や外向けの顔だけで成り立ってはおらず、もっと複雑なものだ。ところが、一面しか見ていない人物のことを、なぜか人間性すべてを知っているかのように錯覚してしまう人たちがいる。とくに、イメージをコントロールすることも仕事の一つである芸能人については、惑わされる人が多い。

今日の運勢

おひつじ座

全体運

アグレッシブに行動できる日。変化を恐れずにチャレンジすると...もっと見る >