2017/08/24 06:00

武井咲『黒革の手帖』はなぜ成功した? 女優キャリアと重なる、悪女役のリアリティ

 女優・武井咲の評価が高まっている。現在放送中のドラマ『黒革の手帖』(テレビ朝日)の主人公・原口元子役で、これまでの武井のイメージを覆す“悪女”を演じ、注目を集めているのだ。『黒革の手帖』は、1982年から2017年までに6回もドラマ化されてきた、松本清張原作の不朽の名作で、大谷直子や浅野ゆう子、米倉涼子といった名だたる女優たちが、本作を通じて新境地を切り開いてきた。

 武井は『黒革の手帖』史上、最年少で原口元子を演じるとあって、ドラマ開始前はその仕上がりを不安視する向きもあったが、蓋を開けてみれば、クールビューティーな立ち振る舞いと迫真の演技で、平均視聴率10%を越える安定の人気作となっている。本作が成功した理由を、ドラマ評論家の成馬零一氏に訊いた。

「初めて武井咲を女優として認知したのは、2010年に放送された野島伸司脚本の『GOLD』でした。天海祐希の娘役で、颯爽としたイメージの美少女という印象があり、その後に出演した『大切なことはすべて君が教えてくれた』(フジテレビ)などでも、その路線を踏襲していました。2011年の『アスコーマーチ~明日香工業高校物語~』(テレビ朝日)からは主演作が非常に増えて、経験値を積んでいきますが、良くも悪くも作品数が多かったため、その演技が批判されることもありました。しかし、武井自身のポテンシャルは高く、ここ数年は安定して“等身大の女性”を演じられる女優になっていたと思います。

今日の運勢

おひつじ座

全体運

社交運のいい日。どんなお誘いにも積極的にのってみよう。友達...もっと見る >