2018/01/16 06:00

『わろてんか』折り返し地点でさらに面白く てんたちの奮闘が描く、近代芸能史の輪郭

 新年を迎え、折り返し地点となった連続テレビ小説(以下、朝ドラ)『わろてんか』(NHK)が、みるみる面白くなってきている。

参考:高橋一生、『わろてんか』で母役・銀粉蝶と涙の名演

 本作は吉本興業の創設者・吉本せいをモデルとした藤岡てん(葵わかな)を主人公とする物語だ。舞台は明治から昭和にかけての戦前日本。ストーリーは『カーネーション』(2011~2012年)あたりから定番化している、実在した女性を主人公とした女の一代記である。

 朝ドラについて考える時、どうしても議論の中心となるのは、ヒロインの描き方である。優等生的すぎると偽善と言われるし、うじうじ悩んでいると鬱陶しいと言われる。てんは朝ドラヒロインの中では優等生的なキャラクターなのだが、見ていてあまり偽善的だとは感じないのが面白い。これは主演の葵わかながいつもニコニコ微笑んでいて、説教らしい説教を、滅多にしないというスタンスが大きいのではないかと思う。困っている人を助けることも多いが、あまり偽善的にはならない。

今日の運勢

おひつじ座

全体運

人当たりは柔らかいけれど、内面は決してゆずらない今日のあな...もっと見る >