2017/03/17 12:10

アニメ映画大ヒットでも製作現場に恩恵届かず 神山健治監督が現状打破訴え

群雄割拠のアニメ界で狼煙を上げる

 細田監督、新海監督、そしてスタジオジブリから独立した米林宏昌監督も今年、新作アニメを発表する。小規模公開からスタートしたが、口コミなどの力で広がり、最終的には300館以上の劇場で上映された『この世界の片隅に』の片渕須直監督、さらに先日、宮崎駿監督が長編アニメ制作の企画を進行中であることが、鈴木敏夫プロデューサーの口から語られたことが大きく報道された。

 そんな群雄割拠のなか、神山監督のパーソナルな思いに寄った発想ではあるものの、万人に内在するテーマで、これまでの神山作品以上に幅広い層へのアプローチを図る。

 スタジオジブリが牽引してきた大きな市場に対して、宮崎駿監督の引退、スタジオジブリ製作部門の解体という現実から、細田守監督、新海誠監督らの作品がヒットすると“ポストジブリ”“ポスト宮崎駿”という言葉が使われることがあるが、神山監督もそのプレイヤーの一人であるという当事者意識はあるのだろうか?

 「僕自身はアニメという世界のなかでメインストリームではなく、人と違うことをやっているという意識があったのですが、こうして大きなバジェットでオリジナルの長編をやらせてもらうと、そういった部分を意識せざるを得ないのかなとは思っています。今まで感じたことがないプレッシャーもあります」と心情を吐露するが、「前向きに考えるなら、そういう立場をやりたくてもできない人がいるなか、監督をやらせてもらっていることは自覚したい」と強い視線で語った。

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