2017/10/02 12:10

新朝ドラ『わろてんか』、王道パターン展開でまずは父親役遠藤憲一の存在感

遠藤憲一(撮影:志和浩司)
遠藤憲一(撮影:志和浩司)

 日本全国ひよロスのさなか、2日、賑やかに始まったNHK連続テレビ小説「わろてんか」。画面は京都の町並みの俯瞰から、華やかな紅い着物姿のヒロイン藤岡てん(幼少期=新井美羽)が走る。その走り姿を目で追いかけるだけで、3Dのロールプレイングゲームのようにドラマの世界へ引き込まれた。走らせるのが上手なドラマは、面白い。放送終了後のネットの反応を見ても、笑いの演出などに賛否はあるにせよ、まずまず好評のようだ。

「あさが来た」を思わせる近年の王道パターン

 吉本興業創業者の半生をモデルにしているということで、時代設定は明治後期から。衣装といい、照明といい、やはり時代ものはさすがNHKとしか言いようがないが、何しろ朝ドラは半年と長丁場。時代的にも、明治後期から第2次世界大戦終了直後の大阪を舞台に描くというから、先は長い。

 初回はヒロインも子役で、真のヒロインである葵わかなもまだ登場しない。ほかの作品同様、ドラマとしての評価はまだまだ物語が進まないと定まらないだろうが、初回はいいとこ(薬問屋)のお嬢さんなのにお転婆な主人公・てんを中心に、周囲の人物が続々顔見せをするという、「あさが来た」を思わせる近年の王道パターン(?)で、まずは視聴者の興味をしっかりつかんだ感がある。「ひよっこ」のいい意味での地味さ加減は、最近の流れの中では異色と言われたから、かえってそれがひとつクッションをはさんだかっこうになって、良かったかもしれない。

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